シザーの選び方

シザーの種類は刃の形状やハンドルのタイプなど、様々な要素によって異なり、実に多様です。正直どのシザーを選ぶべきかよく分からない、という人も多いのではないでしょうか。

ここでは簡単なシザー選びの方法を案内します。

シザー選びの3ステップ

ステップ1 シザーのタイプを決める

まず始めにカットを目的としたカットシザー、または髪の毛の量の調整を目的としたセニングシザー、いずれのシザーを検討するかを決めましょう。

その上で、カットシザーであれば髪の毛を逃がさずに直角に切るタイプのブラント髪の毛を逃がしつつ切るタイプのスライド、もしくは両方の用途に使えるオールマイティのいずれかを選びます。刃の形状にははまぐり刃、笹刃、柳刃、剣刃など多種ありますが、それらはこのタイプに大きく影響してきます。

セニングシザーであればどのくらいの量を一度に調整するのかによってスキ率を選択します。スキ率が高いほど、一度に切れる量は多くなり、逆にスキ率が低いほどその量は少なくなります。一般的に25%前後がスタンダードなスキ率と言われており、質感量感共に調整可能です。スキ率の高いものは量感調整、低いものは質感調整を目的としています。

ステップ2 ハンドルのタイプを決める

シザーのタイプが決まったら、次はハンドルのタイプを決めます。当サービスではメガネ、オフセット、3Dの三種類を取り扱っています。メガネは手や腕の可動域が広くなり自由度の高いタイプとなり、色んな技法に向いています。一方フセットは手のフィット感が高まる代わりに、メガネと比べると自由度が減り、3Dは更にそれが顕著となります。自由度が低くなる代わりに手への負担が軽減され、軽い力で切ることができます。

ステップ3 その他のスペックを決める

シザーには他にも長さや特殊な刃のタイプなど、用途に応じて様々なスペックが存在します。

①長さ

長さは6インチ前後がスタンダードとされ、用途の幅も広くなります。6.5~7インチなどの長いタイプは刈込用などに使われ、理容師のユーザーが多いです。一方5.5インチ以下の短いタイプはショートカット用や繊細な用途で使われることが多くなります。

②正刃/逆刃

セニングシザーを手に取った時に棒刃が上にくるものを正刃(せいば)、逆に棒刃が下にくるタイプを逆刃(ぎゃくば)と呼びます。仕上がりに違いが出るとされ、正刃では表面の髪の毛が多く切れ動きが出ます。一方で逆刃では内側の髪の毛が多く切れることでふわっと仕上がります。

③重さ

一般的に6~70グラムのものが多いです。仕上げに用いるシザーは軽い方が使い勝手が良いという意見もありますが、感覚的なものも影響するかと思います。

④その他

指かけの有無、ヒットポイントのタイプ(金属かゴム)など他にもシザーによって違いがあります。また、デザインも使う時の気分に大きく影響する大事な要素かと思います。好みによって選んでみてください。

 

最後に

当サービスでは上のステップでシザー選びができるように必要なスペック情報を開示していますので是非商品ページをご確認ください。

情報を基に正しくシザー選びをすることは、自分に合ったシザーと出会うための近道です。とはいえ、実際には使ってみないと分からないことがあるのも事実です。当サービスではいつでもシザーの交換やサービス利用停止が可能ですので是非お気軽にシザーを選んでみてください。